車を売る前にやること8つ|データ消去から書類準備まで
車を売る前の準備というと洗車やワックスを思い浮かべますが、実際に大事なのはそこではありません。書類の不備は入金を遅らせ、個人情報の消し忘れは売った後まで尾を引きます。
この記事では、売却前にやるべきことを重要度順に8つ、「やらなくていいこと」とセットで整理します。全部やっても半日かかりません。
この記事でわかること:
- 見落とすと実害のある準備(データ消去・書類)
- 査定前日にやる無料の掃除の範囲
- やらなくていいこと(お金のかかる準備)
この記事の結論
売る前の準備は「①書類と記録簿を揃える ②私物と個人情報(カーナビ・ドラレコ・ETC)を消す ③無料の範囲で掃除する」の3系統だけ。特に②のカーナビの自宅登録・走行履歴・連携スマホ情報の消去は、忘れると自宅住所ごと手放すことになる、最優先の準備です。
最優先: 個人情報のデータ消去(3項目)
① カーナビの登録データを初期化する
カーナビには**自宅住所(「自宅に帰る」登録)、よく行く場所、検索履歴、電話帳(Bluetooth連携で転送されたもの)**が残っています。次のオーナーが誰になるか分からない以上、これは家の鍵情報を残すのに近いリスクです。設定メニューの「工場出荷状態に戻す」「メモリ初期化」で消去してください。方法が分からなければ「車種名+ナビ 初期化」で検索するか、査定時に業者へ依頼を。
② ドライブレコーダーのSDカードを抜く
録画データには自宅周辺の走行映像や駐車監視の映像が残っています。SDカードは抜いて手元に。ドラレコ本体を外して次の車で使うなら、取り外しの申告も忘れずに(配線処理は業者と相談)。
③ ETCカードと車載器の履歴
ETCカードの抜き忘れは定番中の定番です。カードを抜き、車載器に利用履歴が残るタイプは消去します。挿しっぱなしで引き渡すと、悪用リスクだけでなく紛失扱いの手間も発生します。
書類・記録の準備(3項目)
④ 必要書類を揃える
車検証・自賠責保険証明書・印鑑証明書(普通車・発行3か月以内)・リサイクル券。詳細は売却の必要書類の記事へ。役所で取るのは基本的に印鑑証明書だけなので、査定と並行して取っておくと入金まで最短で進みます。ただし車検証の住所・氏名が現在と違う場合は追加で書類が要ります。引っ越しでつながりが切れているなら住民票(除票)や戸籍の附票、結婚などで姓が変わっているなら戸籍謄(抄)本などです(国土交通省|名義変更に必要な書類)。なお軽自動車は印鑑証明書そのものが不要です。
⑤ 記録簿・取説・スペアキーを発掘する
整備記録簿と取扱説明書はグローブボックス、スペアキーは家のどこか。この3点セットは「大事に乗られた車」の証明として査定の根拠になります(高く売るコツの記事参照)。
⑥ ローン・所有者の確認
車検証の所有者欄がローン会社なら、残債確認と所有権解除の段取りが先です。ここを後回しにすると、契約後に手続きが止まります。
車両まわり(2項目)
⑦ 私物の総ざらい
トランク、シート下、サンバイザー、ドアポケット、チャイルドシートの裏。売却後に「車内に◯◯を忘れた」は原則戻ってきません。駐車場の契約カードや紙の車庫証明控えなど、住所つきの紙類も忘れずに。
⑧ 無料の範囲で掃除する
掃除機がけ・ゴミ撤去・軽い洗車まで。やらなくていいのは、お金のかかる準備すべてです。
← 左右にスワイプできます →
| やる(無料〜数百円) | やらない(費用が査定に戻らない) |
|---|---|
| 掃除機・拭き掃除・洗車 | コーティング・ポリッシュ |
| ペット毛・臭いの換気対策 | 業者ルームクリーニング |
| 純正パーツを揃えて申告 | 傷・へこみの補修、板金 |
| — | 車検を通す・消耗品の予防交換 |
準備が整ったら、あとは複数社の競争です。方式の選び方は一括査定・入札型の比較を参考にしてください。